Blog

ルクレクサ誕生秘話4〈第101号〉

フランス滞在4カ月。
この頃は、日本帰国後の開業に向けて、日本から持ってきた本を読みながら構想を練っていました。
とにかく、帰国後、無駄にダラダラしないために、即行動できるように、今できることは全部しよう、と考えていました。

その中で一番考えたことは何か?
それが、「店名」でした。
本を読んだ限りでは、
・わかりやすく
・読みやすく
・頭に残りやすい
・ネットでキーワード検索した際に、他と重ならない
と書いてありましたが、私の考えた名前などとっくに他で使われていて、候補を100個くらい挙げましたが、全く決まりませんでした。

モヤモヤした気分を切り替えよう。
そんな気持ちがモンマルトルへ足を運ぶきっかけとなりました。
モンマルトルは、パリ市北部の18区にあります。
かつては芸術家の街であり、次第に歓楽街へと移り変わっていったようです。
ムーラン・ルージュ、サクレ・クール寺院、テルトル広場など観光名所としても有名です。
また、「アメリ」という映画の舞台としても知られています。

私がホームステイをしていた場所から、サクレ・クール寺院前にある地下鉄2号線「Anvers(アンヴェール)」という駅までは、
地下鉄で30分くらいです。
アンヴェール付近になると、観光客が増えてきて『もうすぐだな』という感じになりました。
地下鉄を出ると、すでに多くの人がいました。
目の前に広がる丘と青い空を前に、『写真でも・・・』と思いましたが、間違いなくスリが多い感じがわかったので、
今回は隙を見せないように写真を撮ることはやめました。

人通りが多い道に吸い込まれるようについていくと、その先には、サクレ・クール寺院がありました。
初めて見た時は、あまりの美しさにしばらく言葉を失いました。
『来て良かったぁ』
そう思いました。

丘を登ること15分程度。
サクレ・クール寺院に到着しました。
寺院がある場所は、高さ83mと言われています(モンマルトルの丘の高さは100メートル程度)。
そこまで高くはないはずですが、パリ中心部は高い建物がないため、そこからの景色は最高です。
景観を損なわないために、古い建物を内部リフォームして生活していくことは確かに不便ですが、
それがあったからこそ、この素晴らしい景観が残されていたと思うと、これからもその考えを大事にしてほしいな、と感じました。

初めてモンマルトルに行った際は、緊張もあってか店名のことを考える余裕もなく、ぶらりと散歩をして家路に着くのでした。
すっかり気に入った私は、その後も何度も足を運ぶことになり、やがて、店名が浮かぶ瞬間がやってきます。

 


人気ブログランキングへ

LINEで送る
Pocket