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知っておきたい「TCH」〈第179号〉

10月になりました。
ルクレクサも6年目です。
葛飾生活も残り半年を切り、日々を大事に、そして、今後に向けての準備を本格化させています。
来年(2019年)は、ルクレクサにとって大きな転換期になります。
発想を柔軟にし、爆発的に行動していきたいと思います。


〈第179号〉知っておきたい「TCH」

本来、何もしていない時、上の歯と下の歯は離れています。
会話や食事をする際に接触する時間を含めても1日20分程度とされています。
しかし、近年、テレビ、パソコン、スマホなどを見ている時に起こる「TCH」が問題になってきています。

TCH とは、
Tooth Contacting Habit
の略で、
歯列接触癖
と呼ばれ、上下の歯を「持続的に」接触させる癖のことを指します。

上下の歯が接触すると、それだけで顎の筋肉が緊張します。
すると、
・筋肉への負担が増える→疲労の原因にも
・顎関節への負担も増える→顎関節症の原因にも
・顎の緊張は、首、肩にも波及するため、首、肩も疲れさせる
などにつながります。
睡眠時の、「歯ぎしり」「食いしばり」とも関連の可能性があることが示唆されています。

背景には、
・過剰なストレス
・集中して同じところを見続ける
などがあるようです。

TCHはそれだけで命に関わるようなものでありませんが、
私が恐れているのは、「歯」「歯周組織」への影響です。

長寿化により、
「今が良ければそれで良い」
という考え方は危ういなと感じています。
昨年から、高齢者への施術が多くなり、なおそう思います。
・歩けること
・自分の歯で噛めること
の2つをもっと大事にしておけば良かった。
と80歳以上の方の多くが仰っています。

TCHは、繰り返しの負荷により、歯の組織を痛めます。
また、歯を支えている歯周組織にも負担を掛けることにより、歯周病の悪化、またそれによる口臭にもつながりやすくなります。
これが継続することにより、将来的には、自分の歯を失うことにつながるかもしれません。

ここで疑問が出てきます。

『そもそも自分はTCHの傾向にあるのかどうかを調べるにはどうしたらイイのか』

そこで簡単なチェック方法があります!

1.上下の歯を軽く当てる(触れる)。
試す前にすでに上下の歯が当たっている方は、TCHの恐れアリです。
また、軽く当てた状態で、違和感なく数分間維持できる方も危ないです。

2.次に、唇を軽く閉じてみて下さい。
唇を閉じて一緒に上下の歯も触れてしまうようでしたら、TCHの可能性があります。
また、
舌の先、あるいは周辺部に歯の痕がある。
という方も要注意です。

いかがでしたでしょうか?
何だか今回は情報サイトのような構成になってしまいました。
次回は、TCHとエラ張り、小顔との関係について触れていきたいと思います。

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