食事でがんと闘う 〈第142号〉
本日は、1日施術。
机上の勉強も大事ですが、実践とのバランスがあってこそ、と痛感した1日となりました。
食事でがんと闘う 〈第142号〉
京都市中京区に゛がんが住みにくい体質づくり”を目指す「からすま和田クリニック」があります。
このクリニックの院長である和田洋巳先生は、京都大学で、呼吸器科の専門医として数多くの肺がん手術を手掛けてきました。退官後、からすま和田クリニックを開院され、現在では、独自のがん治療をしていく傍ら、講演をされていらっしゃいます。
その和田先生の著書に、
「がんに絶対勝ちたい!和田式食事法」
というものがあります。
これは、末期がん患者の中で劇的に改善されたケースを見ていくと、
食生活を改善した
ということが多くあることに気づき、そこから研究をし、その後、体系化された内容について書かれています。
本で触れるテーマは難解であるにも関わらず、内容はわかりやすく、『ここまで簡単に説明できてこそプロだよな・・・』と思わされる作品でした。
注目すべきは、
・がんの90~95%は遺伝ではなく、生活習慣であるということ。
・食事が原因でなったと考えられるガンは、食事の改善で治っていくことが多いということ。
の2つです。
私は、がん治療や再発予防が専門ではないため、安易なことは書けませんが、がんになりやすい環境というのは、日常の生活習慣でつくられる、という点には合点がいきました。
1.酸性体質
2.塩分が多い
3.脂肪が多いことよって炎症が起きている
4.糖分が多い
5.ストレスや悩みが免疫力を下げる
こういった因子が、日々作られているガン細胞にとって住みやすい環境を作るそうです。
特に、1~4は食生活にも関係している、ということがわかるかと思います。
多くの人が、そこまで食事に困らない現代の日本。
でも、何も考えず、ただ食べていることが、将来にどうつながるかまで考えている人は少ないと思います。
確かに、そこまで考えることまでは必要ないのかもしれません。
ただ、何か目的、目標がある人にとっては、食事は大きな味方になります。
例えば、私が食生活を変えようと決意したきっかけは、
「ニキビができにくい体質にしたい」
「限られた時間を有意義に過ごすために健康でいたい」
「ただ長生きするだけでなく、健康で長生きしたい」
「もっと仕事の質を高めたい」
「お客様により良いサービスを提供するためには、思考が健全である必要がある」
「健康で心に余裕のある人はカッコイイだろう。だから、モテるだろう」
「他の人と差をつけ、自尊心を高めたい」
「やりたいことがあったとしても、調子を崩してしまっては、全てが中断されてしまう。また、不健康な状態では、体調を崩した際に、心のバランスまで崩れてしまう・・・そういったリスクを少しでも下げたい」
こんな思いがあったから、食生活を変えようと思ったのです。
最近のブログは、こういう思いがあるけれども、どう動いていいのかわからない、または、それを実現に近づけるための機会を探している。そういった人の心に残ればいいな、と思い、書き続けています。
食事でがんと闘うなんて大袈裟な・・・と思っていましたが、本を読んで、また、私の経験からも納得しました。
からすま和田クリニックでは、健康相談も行っているそうなので、数年以内に行ってみようと思います。