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グッドエイジング 〈第83号〉

「年を取っていくと、色々と体が思うようにいかなくなる。うまく付き合っていくにはどうしたらいいか考えますね。」

70代後半のお客様がおっしゃっていた言葉です。
まだ介護を受けずにしっかり歩いています。
でも、3カ月程前に転倒してから体力の減少が激しくなったそうです。

最近は、70代、80代の方に施術をすることも増えてきました。
10~50代くらいの方に比べ、施術の注意点も変わってきます。
年齢が上がれば上がるほど、その方が積み重ねてきた習慣が出てきます。

そこで思うことは、
同じ時間を過ごしてきたとしても、内容によって、現状は全然違うものになる
ということです。
当たり前のことですが、健康に関しては多くの方が軽視していると感じます。
姿勢、動き、肌の状態、触れた感じですぐに直観します。
消費、浪費が多く、投資をしていないというような感じです(お金の使い方にも通じているようです)。

以前、誠快醫院の鹿島田先生を訪ねた際、
「アンチエイジングはもちろん大事だけど、グッドエイジングに切り替えていく時期がやってくる」
とおっしゃっていたことが腑に落ちてきます。
30~60代くらいの方は、アンチエイジング(抗老化)について考える傾向にあると思いますが、
それ以降は、グッドエイジング(いかに良く年をとるか)という考え方にシフトしていくのではないでしょうか?

そこで思うのは、アンチエイジングにしても、グッドエイジングにしても、常日頃から自らの健康に注意を払うことが基本になる、ということです。
現在、サロンでは、痩身、ニキビ、脂漏性皮膚炎、整体をメインで扱っていますが、お客様の目的がどうあれ、まず、心身の健康について考えていく、という流れが根本にあると痛感します。それをせずに外的要素を変えても、徐々に内的な力で元に戻されます。内外のバランスが大事です。

アンチエイジングについては、加齢を気にする時期に入らないと意識できないかもしれませんが、グッドエイジングについては、生まれた瞬間から意識することができます(親御さんが気遣うことで)。結果的に、その積み重ねはアンチエイジングにもプラスに働くでしょう。

 


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