ウォータープルーフの日焼け止め 〈第69号〉
紫外線対策の試行錯誤は続きます。
次にやってきた難関は夏のプール。
高校の授業で水泳があるわけですが、この時は、とにかく紫外線を過度に恐がっていて、今まで好きだった水泳さえも嫌になってしまいました。
『水泳の授業中は、どうやってUVカットすればいいのか?』
またしても、日焼け止め剤探しに奔走します。
ドラッグストアを探していると・・・ありました、耐水性の高い日焼け止めが。
「ウォータープルーフ」と呼ばれる、汗や水に強いタイプのものです。
今度は、今までの反省を生かし、SPF30程度のものを買いました。
早速、授業前に塗っていきます(後から知りましたが、プールに入る際に日焼け止め剤を使うことは、他の利用者のことも考え、使用禁止を促しているところもあります)。
顔だけにしか塗れなかったことが残念でしたが、前よりも安心して泳ぐことができました。
しかし、スムーズには終わりませんでした。
隣りにいる人が、
『おい、顔色が悪いぞ。大丈夫か?』
と言ってきました。
私は、『まさか日焼け止めのせい?』と思いました。
授業後、鏡を見てその疑いは確信に変わりました。
鏡には、不自然に顔が白い姿がうつっていました。
さらに大変だったことが、日焼け止め剤を落とす作業でした。
ウォータープルーフの日焼け止めは、耐水性を高くしてある分、クレンジングしづらい傾向にあります。
ですから、日焼け止めを落とすために、クレンジング剤を使ったり、洗顔を念入りにしたりするため、
肌により大きな負担をかけることになります。
日焼け止めを塗って肌に負担をかけ、
それを落とすために強い洗浄が必要になり、
肌への摩擦も増えた。
ニキビや脂漏性皮膚炎にとって明らかにマイナスなことをしていました。
無理に日焼け止めを塗るくらいなら、保湿や抗酸化力の高い食材を食べるなど、別の手段で紫外線対策したほうが良かった、と今なら思います。
こうして、SPF値とウォータプルーフについて身を持って知ることになりました。