【ニキビ、脂漏性皮膚炎】顔の赤みが気になる人のためのセルフケア
【ニキビ、脂漏性皮膚炎】顔の赤みが気になる人のためのセルフケア
CONTENTS
1.顔に赤みがあって変に触ると悪化するような場合は?
ピーリング、ビタミンC化粧品・・・
ニキビケア、ざらつきを減らす、皮脂分泌コントロールのためにビタミンC化粧品をとにかく使う。
良かれと思ってやったのに、かえって顔の赤みが強くなる。
かゆみ、ピリピリ感が出てきてしまう。
このような場合は顔を触り過ぎている可能性が高いです。
気になるあまり、そこばかりケアし過ぎるとやり過ぎになってしまいます。
実は、過去の私はこれを続けていて、無駄なお金、時間を使い、余計なストレス、悩みを抱えていました。
顔の赤みが強く出ている場合は、顔に火事が起こっているような状況に近いです。
ここに刺激を加えると火に油を注ぐような形になります。
火事(=顔の赤み)はさらに大きくなる恐れがあります。
ここで有効なのは、
1)鎮静ケア
2)熱を下におろすこと
になります。
今回は、熱を下におろすセルフケアをテーマに書いていきます。
2.ニキビ、脂漏性皮膚炎に多い「上熱下寒」タイプ
ニキビ、脂漏性皮膚炎について22年以上研究し続けて気づいたことがあります。
それは、
「顔の赤みが出やすい方は、顔がのぼせやすく、手足が冷えていることが多い」
ということです。
顔の赤みが気になり、ケアをするとかえって赤みが増してしまうような場合は特にこの傾向が強くなると感じています。
本来の理想状態は、
頭が冷えていて、足が温かい状態
「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」
と言われています。
これが、顔に赤みが出やすい方は、
「上熱下寒(じょうねつげかん)」
という頭がのぼせて、足が冷えているような状態になっています。
・集中したい時に頭がぼ~っとしてしまう。
・寝つきが悪い
・足が冷えやすい
・下痢しやすい
顔の赤みだけでなく、このようなお悩みもある場合はセルフケアが効果的です。
3.顔を触らずに熱のバランスを整える
セルフケアとしてオススメしているのが「火を使わない貼るお灸」と「エレキバン」になります。
手足の血行を促進して、頭、顔にある熱を拡散させます。
その結果、熱のバランスが整い、顔の赤みケアにもつながります。
【火を使わない貼るお灸】
空気と触れることによって温かくなるお灸を貼ります。
温熱効果とよもぎの葉を生成した「もぐさ」というものが皮膚と接することによる栄養導入効果も期待できます。
【エレキバン】
こちらは貼るお灸で対応できないような小さい面積の場所に使用します。
磁力によって血管を広げ、血流を良くする効果が期待できます。
これは、「健部誘導(けんぶゆうどう)」という鍼や医療マッサージで使うテクニックを応用したものになります。
◇健部誘導とは?
例えば、足首ねんざをして熱や腫れがある場合、心臓に近い部分(ここでは膝下にあるツボ)を刺激し、血行を促進して熱や腫れを別の場所に移動させます。
それによって足首ねんざの回復を早めます。
ここでは、顔に赤みがある場合、頭、顔など上の部分に熱が多いと考えられます。
そのため、手にエレキバン、足に火を使わないお灸を使うことによって、頭や顔の熱を分散させ、顔に触れることなく、顔の赤みをケアします。
※こちらは、実際の現場や、私自身にも活用しています。
この健部誘導をセルフケアに生かして、熱のバランスを整えていきます。
4.オススメのツボ2選
では、火を使わない貼るお灸とエレキバンをどこに使えばイイのでしょうか?
ここでオススメのツボを2つ紹介します。
三陰交(さんいんこう)と合谷(ごうこく)です。
三陰交
女性のツボとも言われる。
足の冷え、足の疲れ、婦人科系トラブルに。
こちらには火を使わない貼るお灸「太陽」を使います。
合谷
万能ツボと言われる。美肌にも効果的。
こちらは貼るお灸だと大き過ぎるため、エレキバンが向いています。
◇三陰交の位置
足の内側。
内くるぶしの最も高いところから指4本分(親指を除く4本)上。
すねの骨の後ろの際。
※女性の場合、他よりも冷えている場合が多いです。
◇合谷の位置
手の甲側。
親指と人差し指の水かき内の人差し指側。
※わかりづらいので画像をご参考下さい
5.火を使わない貼るお灸を使う際の注意点
低温やけどの恐れがあるため、長時間の使用はお控え下さい。
温熱効果自体は2時間程度続きます。
しかし、使用途中で、
・かゆみが出てきた
・十分に温かくなってきた感じがする
・ピリピリとした違和感がある
このように感じた場合は取り外すか、別の場所を温めるようにして下さい。
粘着力が低下して貼りづらい場合は、サージカルテープを使うと便利です。
過去には、貼るお灸をしたまま布団をかけて寝てしまい、翌朝低温やけどしていた、という例が1件あります。
せっかく健康と美容効果を期待して使って頂くため、使用上の注意点をよく読み、正しく使うことをオススメします。
6.エレキバンを使う際の注意点
貼ったまま入浴することも可能です。
貼る期間は2日~5日程度とされています。
ばんそうこうのテープによる刺激に弱い方は、まずは数時間だけ使い、肌の状態を確かめてから使う時間を延ばしていくと安心です。
7.まとめ
顔を触ると、かえって顔の赤みが悪化する場合、顔以外のケアが重要なこともある。
顔の赤みが出ている方は、上に熱がたまり、下が冷えている上熱下寒(じょうねつげかん)の状態になっている場合が多い。
だから、火を使わない貼るお灸とエレキバンを使って、顔以外に熱を分散させる必要がある。
セルフケアでオススメの場所は、三陰交と合谷。
三陰交には貼るお灸。
合谷にはエレキバンを使うと良い。
表面上ではなく、健康な体質を作り、本質的赤み改善の効果が期待できる。
施術、相談のご予約は以下から受け付けております。
美容鍼灸 ルクレクサ
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【 このブログを書いた人 】
すずけん
ルクレクサ代表
スポーツインストラクターを目指すも、
高校3年生の頃に、
ニキビ、脂漏性皮膚炎、ヒゲ
で悩み、美容に興味を持つ。
大学では、スポーツ科学、健康について学ぶ。
遊びを犠牲にしてバイト漬けの日々。
外見の悩みを解消するために大学4年間で使った金額は400万以上。
その後も健康や美容に4000万以上投資する。
机上の空論ではなく、実体験、現場の声をベースにした発信が注目を集めている。
日本全国からのお問い合わせ、ご予約も増えている。
顔の黄金比率に整える黄金律トリートメントを駆使し、
改善が難しいシワのケア、老化予防、若返りを希望される方の対応を日々している。
自らも、
重症ニキビ、ニキビ跡、脂漏性皮膚炎などの肌トラブル。
30代前半での老け込み。
などで深く悩み続けた経験がある。
『同じように悩む人の役に立てる志事をしたい』
と思い、大学卒業後、男性では珍しいエステティシャンに。
大手エステで7年働き、エステの本場パリにエステ留学。
帰国後、2013年9月に独立。
1年目は、大手企業のやり方を真似て、
自分のやりたいことをやって大失敗。
夢を叶えたつもりが地獄へ落ちる。
失敗を認め、お客様の要望に応えるために改善を続ける。
現在は、
・スポーツ
・エステ
・整体
・鍼灸マッサージ
を応用した独自メソッドで、
顔だけでなく、心と身体を調律する「黄金律トリートメント」
を静岡にて提供している。
◎トータルエステティックアドバイザー
◎鍼灸師
◎あん摩マッサージ指圧師
◎認定整体師
◎機能訓練指導員
2012エステティックコンペティション 東海地区代表 日本3位
全日本鍼灸学会賞
鬼木医療学園賞
パリエステサロンにて小顔形成術、痩身技術開発
静岡県静岡市葵区鷹匠
ルクレクサ(静岡美容鍼灸)