PDT(フォトダイナミックセラピー)
化粧品、サプリメント、外用薬、抗生物質、ケミカルピーリング、イオン導入・・・。
色々頑張ってきた。お金もかけてきた。痛い思いもしてきた。
でも、顔(背中や胸元にも)のニキビ、顔の赤みは大きな改善をしませんでした。2005年の春ごろ、新しいニキビ治療が出始めたということを知り、その関連図書を読むようになりました。PDT(フォトダイナミックセラピー:光線力学療法)という光線治療です。何冊か本を読んでいく中で原理もわかり、『これは受けてみたい!』と思い、本の著者がいる東京のクリニックまで行くことにしました。
片道3時間くらいかけて東京まで行くわけですが、この頃は日常茶飯事になっていたため苦痛には感じませんでした。クリニックに行くと、本の著者である医師が診察をしてくれました。相当、自信を持っていた姿を思い出します。
PDTは、現在もニキビ治療で使われています。内容は、診察後、アミノレブリン酸という粉を飲み、皮脂腺に取り込まれるまで、外出するなり、院内待機などで3時間程待ちます。この際、紫外線対策はしっかり行う必要があります。つづいて、洗顔→光線照射→ほてりを鎮めるためのクーリング。 で終了です。
アミノレブリン酸・・・摂取後、皮脂腺に取り込まれ、ポルフィリンという物質に変化。そこにオレンジの波長の光を当てることで、活性酸素が発生し、ニキビを引き起こす菌を殺菌する。
光の照射中は、夏場の日差しを浴びているような感覚でした。その後は、日焼け後のほてりのような感じで少し赤みが残りましたが、面皰圧出の時ほどの悪い変化ではないため、私の中では想定範囲内で問題ありませんでした。
PDT後は、皮脂分泌が減少するため、若干乾燥しやすくなります。ただ、オイリー肌でニキビができやすい方はそれで丁度良いくらいになるかと思います。このクリニックでは、自宅で高濃度ビタミンCローションのイオン導入をすすめていて、私も言われた通り続けました(夜のみ1日1回15分くらいかかりました。施術後、肌の状態が安定してから始めます)。
当時の費用は、
・PDT初回6万円(現在はもっと価格が下がっています)
・1カ月以内の照射3万5000円(5回程度で効果があると説明を受けました)
・イオン導入機(1個のみ)約2万円
・イオン導入用化粧品 月間約6万円
私の場合は、月間の化粧品代の負担を予想していなかったため、照射4回の時点で予算オーバーをして、ここでやめました(30万くらいで考えていましたが、40万ちょっと使いました)。
効果ですが、今までの方法の中では一番良かったと思います。ただ、『これから良くなりそうかな』というところで終わってしまい、満足のいく段階には遠かったです。できることなら、化粧品の使用はせず、繰り返し照射したほうがうまくいったのかな?とも感じます。
ニキビ治療の歴史はまだ終わりません。自分で書いていて『よくもここまでやったなぁ』と感心してしまいます。