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ケミカルピーリング

美容外科の雰囲気は、高校3年生の私にとっては背伸びしたような感じがしました。待合い室で待ち、簡単な問診を受けた後、施術開始です。ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を肌に塗ることで、毛穴をつまりにくくし、肌の生まれ変わりを促進する技術です。

流れは、洗顔→ピーリング剤塗布(約10%)→コットンふき取り→ローションパック でした。

いずれは、この施術であれば、エステでの対応も可能になりますが、この時は、まだ美容外科で受けることが主流でした。薬剤は、フルーツ酸かグリコール酸を使っていたはずです。薬剤が塗られている最中はピリピリして、特に赤みがヒドイ部分はかゆみも出ました。ローションパック後は、少し赤みが大きくなりますが、数時間でおさまる場合が多いです。

施術を受けている最中は、『終わったらどんだけ肌がキレイになっているのかな』という期待がありました。しかし、終わってみると、当日、肌がツルツルになっていたような感覚はありましたが、日に日に元に戻っていき、結局は施術を受ける前と変わることはありませんでした。これは、施術が悪いというよりも、そもそも1回で大きく変わるものではない、ということをしっかり受け止めず、自分勝手な期待を抱いていたことが間違いだったと思います。よく知られているように、肌の生まれ変わりは約28日周期(年齢が上がると周期が伸びる傾向にあります)となっていて、最低でも1カ月くらいは続けないと変化を実感することは難しいと思います。本来、重度のニキビであれば、半年~1年くらいは期間を見ておくと落ち着いて自分と向き合えると思います。焦りは禁物ですし、余計なストレスと出費がかさむだけです。

こうしてケミカルピーリングは終わり、落胆しながら自転車で家に帰りました。この日のことは今でも忘れることはありません。精神状態のせいなのか、外がいつも以上に寒く感じられました。そして、せっかくお金を出してくれた母親に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。自信を失い、他に期待しては裏切られる、ということが、ニキビ治療に関してはその後も続き、私はドンドン閉じこもり、楽しそうにしている人への妬みは強くなっていきました。

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